人間の心の働きや成長のプロセスを分析し、

教育のHow toを作り上げていくことが

随分ともてはやされてきました。

しかし、私はその考えが好きではありません。

人間は総体として存在しているのであって、

個々の人間の機能や心の動きや学習を分析して、

分析的に生み出されてた教育手法が

人間を育てるようにはあまり思えないのです。

たとえて言うなら、

人間を臓器毎にバラバラにして

一つ一つの機能がわかったからといって、

それを組み立て直ぜば

人間になるというものではないということです。

それでは、命は失われてしまい、何も生み出せないか、

生み出せたとしてもフランケンシュタインの如きものを

生み出すだけだろうと思うのです。

しかし、頭の悪い私の目に映っている風景と、

賢い人たちの目に映っている風景とは、

どうやら違うようです。

私はあくまでも全人教育を目指します。

教育力を高める道筋は、

自分自身の学びを深め、

人格を磨くこと以外にないのだと思っています。
分析的教育手法 – Vision&Education (goo.ne.jp)