若い頃、色々なことに悩んでいました。

人は何故、生まれてくるのか。

人間とは何か。

日本とは何か。

日本人とは何か。

人間にとっての幸せとは何か。

人として正しい生き方とは。

今も、そうしたことに悩みながら、答えを見いだそうとする姿勢に変わりはありません。

勿論、答えは見いだすことができないままではありますが、学び続けようという確固たる気持ちがあり、そこに迷いはありません。

それは、そうした日本の根本を見ていかなければ、日本人に対する教育は、浮ついたものにしかならないと思うからです。

自然、文化、歴史、文学、あらゆる時間的連続性と地理的な繋がりによって織りなされた総体の上に、その国の国柄が生まれ、それを受け継がんとするために、その国の教育が生まれるのだと思います。

ペーパーテストの成績を上げることだけが教育ではないのです。

今、そのことがようやく見えてきました。だから走り続けます。