哲学の有無は、その人の言葉と行動に、強く影響を与えています。
しかし、哲学を磨くことを意識する人は多くありません。

政治家にしても、教育者にしても、「何をするか」という事柄にばかり意識が向いています。
右のものを左に移したり、左右のバランスを取って落としどころを見出すことが、政治であり、教育だと思っているのかもしれません。だから何をしたいのかよくわからないのです。

自分でも本当は何が正しいかわかっていないから、他人にそれが伝わるわけがないのです。信念がないのです。

しかし、受験においては哲学の有無などほとんど価値のないことです。だから、軽視され続けています。

しかし、現実の社会において、人々は無意識のうちにそれを敏感に感じ取っています。安倍前首相や中曽根元首相が長期政権にあったのは、やはり哲学があったからであろうと、今、感じています。

松下幸之助さんの本や稲盛和夫さんの本が売れているのも、やはり哲学の大切さを人々は敏感に感じ取っているからだと思います。

しかし、それを理解する人はそう多くはありません。

政治の世界、芸術の世界、ビジネスの世界、教育の世界、医療の世界、介護の世界、農業の世界、漁業の世界、林業の世界、サービス業の世界、色々な職域がありますが、哲学を持っている人たちがどれだけいるのかは疑問です。

私も少しでも、教育の哲学を深めていき、ささやかでも発信していこうと思います。

ま、誰からも省みられないだろうけど(笑)。
でも、それもやってみなけりゃわからないことではありますから、全力を尽くします。

哲学の有無 – Vision&Education (goo.ne.jp)