久しぶりに、バッカーズ九州寺子屋の塾生と萩往還を歩いてきました。

私は、楽に30㎞を歩いていると思われているようですが、決してそうではありません。

また、この道を歩き始めた30代の頃は、足が激痛で死にそうになっていました。それ以前も、すぐに風邪を引いて寝込んだり、熱を出したりと、とにかく身体の弱い人間でした。巨大扁桃腺を30代後半に切除してから少しましになったような気がします。

今、60歳にさしかかろうとしていますが、元気に萩往還を歩けています。また、自分の人生を走り続けています。それは、やはり自分の志が確立したからです。そして、その使命感と責任感を持って、常に走り続けているからだと思います。

志が無ければ、身体もきつくなるし、その反対に、志が確立されれば、どんどんタフになっていくということは、志が立った経験がないと理解できないことだと思います。私自身そうでしたから、それは仕方のないことです。でも、わかってもらえないというのは、なかなか寂しいことでもあります。

それでも、私は子どもたちに志の大切さを伝えていこうと思っています。

ふと、レイ・クロックの言葉を思い出しました。

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「 私は一夜にして成功をおさめたと思われているが、その一夜というのは三十年だ。思えば長い長い夜だった」

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私は金銭的な成功とは無縁の人間です。しかし、教育に関しては、良き教育を生み出しつつあるという手応えを感じています。その意味では少なくとも失敗者ではないと思います。

「バッカーズ寺子屋の教育」も、「志の教育」も、「学び方を変える教育」も、まだまだ世に知られてはいません。そして、まだ17年しか経っていません。だから、これからやり続けていくだけです。

更に、レイ・クロックの言葉を続けます。

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「 自己を未熟ととらえることができれば、いくつになってもみずみずしさを失わず、成長を続けていくことができる。このような姿勢で向かえる限り、人生に打ちのめされることはない。」

「帽子をきちんとかぶらず、靴の手入れが行き届いていないのは、ずぼらな思考の表れである。」

「 私はビジネスに身体を酷使し、糖尿病と関節炎を患い、胆のうのすべてと、甲状腺の大半を失っていた。だが、生涯で最高のビジネスが私の行く先に待ち受けていると信じて疑わなかった。」

「仕事とは、その人の人生にとってハンバーガーの肉のようなものだ。「仕事ばかりして遊ばなければ、人間ダメになる」という格言があるが、私はこれに同意しない。なぜなら、私にとって、仕事が遊びそのものだからだ。」

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こうしたレイ・クロックの思いに私は共感しています。