「思無邪」(おもいよこしまなし)という言葉があります。

これは、四書五経の一つ『詩経』の詩全体を最も良く表す言葉として、孔子が語ったものです。

精選版日本語国語大辞典によれ

昨日は、小郡寺子屋「志学舎」の今年最後の講座でした。

また、小郡寺子屋「志学舎」の保護者会も開催しました。

第一期がスタートして約半年、塾生たちは本当によく頑張っています。

保護者の皆様とも意見交換させていただいて、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

本当にありがとうございました。貴い時間でした。

この学び舎に関わって下さっている全ての方に、

心からの感謝を申し上げます。

 

また、今日は、バッカーズ九州寺子屋の今年最後の講座でした。

14期生の皆さんの成長の手応えを感じました。

叱ることもあります。

成長できていないことを残念に思うこともあります。

しかし、それでも私は、みんなが成長することを確信しています。

 

そのためには、こちらが本気であり、真剣であり、

必ず道が開けるという信念と、

子どもたちのことを信じる力を持っていなければなりません。

教育というのは、子どもの問題ではなく、

共に学んでいる大人の問題だと思います。

私が未熟だから、未熟な教育しかできないのです。

 

来年はもっと恥ずかしくない自分になって、皆さんの前に立ちます。

ありがとうございました。

ば、次のように書かれています。

『「詩経‐魯頌・駉」に見え、「詩経」の詩全体の性格を最もよく表わす一句として、孔子が「論語ー為政」で言った「詩三百、一言以蔽レ之、曰、思無レ邪」から) 私心なく、公平である。思うことをそのまま言い表わして偽ったり飾ったりしない。』という意味です。

吉田松蔭の「至誠通天」(しせいてんにつうず)と相通ずる思いを感じる言葉でもあります。

『至誠通天』とは、元は孟子の言葉で、「まごころを尽くして行動すれば、いつかは必ず天に通じ、道は拓けるものだ」という意味で す。

現実には、誤解され、曲解されることが多いし、期待とは違った反応が返ってくることが多いものですが、それでも私は「まごころ」を込めて、私心無く人と関わっていこうと思います。

所詮は、人事を尽くして、天命を待つしかないのだと思います。