料理と教育は似ているなぁといつも思っています。

人の喜びを我が喜びをするところ。

下準備が大切なところ。

こだわりが大切なところ。

手を抜けば、抜いただけのものにしかならないところ。

目に見えない所の仕事が、全体を決めていくこと。

まぁ、教育だけではないかもしれませんが、共通点をいつも感じます。

あら炊きを作っていると、血合いを丁寧に取らなければ全体が生臭くなるし、鱗を丁寧に取っていなければ、鱗1枚で食感が台無しになります。

素材の費用としては比較的安価ですが、仕事の質が問われる料理だと感じます。

日頃、料理をする人にとっては当たり前のことですが、丁寧に丁寧に準備をしなければなりません。

いい加減さ、妥協する姿勢は、決して料理を美味しくはしないのです。

教育も同じです。準備にこだわり抜いて、講座本番を迎える。

下準備の丁寧さや、共に学んで下さる人たちへの思い、教育へのこだわり。

そうした、こだわりと、丁寧さ、思いの深さが大切なのだと思います。

だから教育者の修業として、料理は実に良いものだと思います。

身体に良いものは、心にも良いものです。

そして、子どもたちの情緒が安定するためにも食は大切です。