自分のことすら満足に出来ない人が、他人のために貢献することなど出来ない、というのも事実ですが、他人のために力を尽くさない人が、自分の持てる最大の力を発揮できないこともまた事実です。

つまり、私たちは、自分という円をどこまで大きく拡げていくことが出来るかを問われているのです。

利己心に固まれば、自分のことさえ全うできず、一方、利他の心で生きようとしても、己が未熟であれば、利他の実現などできないのです。

己をどこまでも磨きつつ、利他の心を忘れないという生き方をすることが、結局は自分を高め、自己を充実させ、人々に良きものを生みだしていくことになるのだと思います。

利他であったかどうかは、自分が努力し、それをやり続けてきたかどうかの結果でしかありませんし、他人が決めることでしかないのです。

利己と利他 – Vision&Education (goo.ne.jp)