以前より、政治家や企業トップが
失言で窮地に立たされるという姿をよく目にします。
確かにどうしようもない、
価値観そのものが非難されるケースもあります。
しかし、メディアに発言の一部を切り取られて、
非難されることも多々あります。
どちらも問題と言えば問題なのでしょうが、
そこで思うのは、
失言をしない完全無欠の人間などいるのだろうかということです。
特に若い頃などは見識も定まらないことが多いと思います。
私など、未だに定まってはいません。
しかし、若い人たちは、色々なところに頭をぶつけながら、
軌道修正して価値観を磨き、
言葉を選ぶ難しさを学んでいくしかないと思います。
ある程度、周囲も失敗に寛容になったほうが健全だと思います。
しかし、メディアが報じれば社会的に抹殺されることもあります。
そこから這い上がっていけば本物だとは思いますが、
簡単にできることとは思えません。
それはそれとして、何よりも、本当に非難されるべきは、
自分は非難されない安全なところにいて、
他人を非難することに血道を上げている人たちだと思います。
そもそも、それは卑怯です。
また、寛容の精神も、仁も義も礼も信も恕もない姿です。
それを卑怯だと思えなくなっているところに、
現代の深い病根があるのだと思います。
失言 – Vision&Education (goo.ne.jp)