スーパーで買ってきたちりめんじゃこを食べていて、

ふと、「あぁ、子どもの頃も食べていたなぁ」と思い出しました。

子どもの頃の食の記憶というものは、

それほどまでに残るものなのかと思いました。

何十年も記憶の表層に出てくることが無かったものが、

なぜか今日の夜、ひょっこり出て来たのです。

私たちは、その場で子どもにわからせることを

教育だと勘違いしているのではないかと思います。

そうではなく、何の見返りも求めずに、添加物の無い、自然で新鮮な食を与えられていたことも、実は大きな教育だったのです。

そして、それは何十年か後にしか、思い出されないようなものかもしれません。

しかし、それはしっかりとその人間の一部になって残っているし、次の世代へと伝えていくことができるものなのです。

これほど大きな教育はないと私は思います。