昔の人たちは、何とかして「千秋の人」たらんとの志を抱きました。
千年も先まで名前が残るような立派な人物たらんと願ったのです。
立派な人物とは、多くの人々のために、自分の人生の時間を使った人のことだと私は思います。
自分だけの利益や安逸をむさぼるのではなく、子々孫々の時代の繁栄をも願って、一度の人生を全力で生きていく人を、私は立派だと思います。
そうした人を私は、尊敬し、憧れます。
「いやぁ、そうは言っても、そんな理想を、夢物語を言ったって・・・」と、現代の多くの人は思うようになったと思います。
私もそんな人間になれるとは、なかなか思えないところもあります。
しかし、だからこそ、少しでも迫ってみたいと思います。
少なくとも「千秋の人」という言葉が死語にならないように、力を尽くしたいと思っています。
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