山形に行った折に浜田廣介の記念館に行きました。

童話「泣いた赤鬼」などの名作を世に遺して下さった方です。

絵はがきの文字がふと目に留まって買い求めました。

強くやさしく 男の子

やさしく強く 女の子   廣介

こう書かれていました。

たったこれだけです。

でも心に染み入るように思えました。

男性の在り方、女性の在り方を巡る議論は、どんどん攻撃的になり、次第に刺々しさを増す一方だけれども、これでいいじゃないかと思えたのです。これで十分平等なのではないかと思いました。

強さもやさしさも、本来、大切に思う相手のためのものであるはずです。

お互いが、いがみ合って暮らすのではなく、相手のことを考えて、強くやさしく生きていく自分で在りたいと思います。